複音ハーモニカ

複音ハーモニカは、海外ではトレモロ・ハーモニカ (Tremolo Tuned Harmonica) と言われる。1音につき2枚のリードがありわずかにピッチをずらして調律してあるため微妙にビブラートがかかり豊かな響きを生む。ダイアトニック・ハーモニカやクロマティック・ハーモニカと違って、一つの穴につきリードが1枚である。正面から見ると小さめの穴が上下2段に並んでいて、上下の穴を同時に吹いて(吸って)鳴らす。吹く音と吸う音は交互に並んでいる。元来は独逸で開発された物だが、後に日本で改良され、アジア一帯に広く日本式配列の複音ハーモニカが普及した。

表示方法: 写真のみ一覧説明付き一覧

10