※現在、依頼品が立て込んでおり仕上がりまでお時間がかかります。ご依頼の際は予めご了承ください。

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2017年09月06日
 リペアも外回り営業も殺人級に忙しくなって足元がフラフラしているブログの人ですが今日も何とか生きてます。運動会のシーズンが近付いている事もあり、幼稚園保育園からマーチングに使う楽器の修理及びメンテナンスの依頼がひっきりなしです。
タイコ コワレタ!(・∀・´d)~~~☎~~~~(b´Д⊂) スグ イキマス…

 ↑今日もモンスター号であちこち出張修理&配達&集金です。

 9月に入って幾分涼しくなりましたけど日中はやっぱり暑いですね。

 こちらではマーチング用のバスドラの修理。子供たちの声援(?)を受けながらの作業。うんうん、おいちゃん頑張るよ。
ナニシテンノ? o(*'▽')oo(*'▽')o)) (((φ(;。・`ω・。)フフフ… ((o('▽'*)oo('▽'*)o オジチャン ダレ?

 当初はバスドラだけの予定だったのに次から次へと修理の楽器がやってきます。まぁ幼稚園外回りあるあるです。
コレモ ナオシテー(((( ・ω・)ノ□ ゚Д゚)ノ□・∀・)ノ□ φ(゚д゚ )マジッスカ…

 いっつも言ってますけど担当地域が広すぎ…。メールでのリペア(やカスタム)のお問い合わせですが上記の理由で店を不在にする事が多いのでご返答に少々お時間が掛かっております。急を要する場合はお店に直接お電話いただけますと幸いです。店頭のスタッフに簡単に症状を伝えていただければ折り返しご連絡いたします。

 …んで、いつかのストラト。フレットも打ち終わっていつの間にか(笑)すり合わせ作業も終了。指板を養生していたマスキングテープを剥がしていきます。

 指板側面にも貼っていますがこれはまだ剝がしません。剥がす前にフレット側面をコンパウンドで磨いておきます。今回はローズ指板なのでまだ良いのですがメイプル指板ですと黒く汚れてしまう事があります。

 それが終ったらマスキングテープを剝がします。貼る前に手の脂などをつけて粘着力を落としてますが最近のマスキングテープは非常に優秀で、少々の脂分などまったく影響なく(良いんだか悪いんだか)しっかりと密着してくれるもんですから剥がす時は慎重にゆっくりと引っ張ります。古いラッカー塗装なので尚の事緊張します。

 今回は塗装を持っていかれる事もなく無事にマスキングテープを剝がし終わりました。

 ちまちま研磨していたフレットエッジ部分はこんな感じです…って思ったけど最近デジカメの調子が悪くて接写が上手く撮れません。まぁ指に痛い感じは無いはず。(そろそろ新しいデジカメ買わないとね)

 外していたペグを元通り取り付けます。一応ペグにはナンバーを振って元の場所に戻せるようにしています。(気分の問題?)

 ネックポケットの隙間が気になったのでメイプルの薄板を貼っておきます。1弦側ハイポジションのスペースって大事よね。(続く)
2017年08月21日
 大多数の方がそうだと思うんですが仕事って嫌ですよね。でも生きていく為に我慢して働く。だってお金いるもんね。嫌なことが飯のタネなんて言う人もいるぐらいですし。でも僕は耐えられませんでした。やっぱり好きな事を仕事にしたかったんですよ。 

 ↑そんな訳で楽器業界に転職。今ではギターを毎日いじくってこれでお金が稼げております。おかげで(ほぼ)ストレスフリー。

 しかしそれだけで給料は出ないのが楽器業界。店内業務に加えて外回り営業もあります。集金、配達、出張修理、楽器購入の見積り、その他いろいろ…。呼ばれれば面倒くさがらずに出向く訳です。
ピアニカ モッテキテー(・ω・d)~~~~【☎】~~~~(b・ω・)アイアーイ

 あっちに集金…こっちに修理…
ワカマツ…o(- -o;)))=з=зε=ε=ε=(((;o- -)o ホンジョウ…

 毎度言ってる気がしますけどとにかく担当している幼稚園保育園が遠いんですね。お店は10時から20時までの営業ですがそのうち2~3時間(長い時は5時間)ほど外回りで店を空ける事があります。お急ぎのリペアのご依頼はメールか電話でご一報いただければ可能な限り時間を調整させていただきます。(状況によって当日対応できない場合もございます)
__(:3」∠)_  スンマセン

 店に戻ったら再びリペアです。空いた時間は1分も無駄に出来ません。少しづつでも作業しています。

 以前にも増してリペアのご依頼が増え、大変混み合っている状況ですので今はだいたい4~5本を同時進行させています。接着剤が固まるのを待つ間に次…塗装が乾くのを待つ間に次…といった具合ですね。そんな訳で店内の保管スペースも段々手狭になってきました。

 …で、コチラは前回のフレット交換中のストラト。フレットの余分をヤスリで削り落としたわけですが当然そのエッジは大変鋭利な状態で今にも指が切れそうです。

 という事でヤスリで角を丸めておきます。このあとのすり合わせで細かく整形するのでこの時点では怪我しない程度に削っておきます。

 ついでに指板の角も丸めておきます。ここで手を切る事はまずないと思いますがネックを強く握りこんで演奏する人にとっては結構痛く感じます。演奏に集中できるように出来るだけストレスの原因になる部分は排除しておきたいですね。(続く)
2017年08月13日
 いつの間にか世間はお盆ですね…以前にも増して時間の経過が早く感じます。久しぶりにブログも更新です…死んでませんよ。あちこちから安否確認のメールや電話が掛かってくるのでそろそろ更新します。
「イキテマスカ?」カタカタ…\_((ヘ(・ω・`*)~~~~~~(|||-ω-)ヘ))_/ 「ナントカ…」カタカタ…

 ↑こんなへっぽこリペアマンでも心配していただけてありがたいですね。皆さんのご期待に沿えるように頑張って作業しております。前回のストラトはフレットを抜いて新しいフレットを打つべく指板を修正しておりました。

 年代からするとコンディションは良好で、さほど研磨する事なくまっすぐになってくれました。

 新しいフレットを打ち込みます。毎度緊張感が高まる時ですね。

 必要な本数すべてを切り出してから打つ人と一本ずつ切って打つ人がいますが僕は後者ですね。理由?特にありません。

 すべてのフレットを打ち込んだら余分をカットします。クイキリで指板からはみ出ているフレットを切り落とします。

 指板ギリギリでカットするのでクイキリにはマスキングテープを貼っておきます。

 こうしておかないと指板側面に傷が入ったりするから。

 切り終わりました。ふつうのニッケルシルバーのフレットですが全部切り終わる頃にはけっこう手の平が痛くなります。
((ゞ(+ヘ+) イタタ…

 指板ギリギリとは言っても少しは残る部分があるのでヤスリでその部分を削ります。

 途中経過。ヤスリが指板に近付くに連れて緊張感が高まります。

 ヤスリの目を細かい物に代えてさらに削っていったのがこちら。まずは一段落です。(続きます)
2017年07月27日
 「お!更新されてる!」…と思った方も多いかも知れませんね。久々にブログ更新しました。いやもうほんとね最近の忙しさは尋常じゃないですよ。外回り営業もなんですがリペアの依頼品がね…増え続ける一方でしてね…いや、ありがたいんですけどね…

 ↑現在こんな状況でございます。あくまでもただの楽器屋店員(加えて幼稚園と保育園の営業担当)が業務の間を縫いながらの作業なのでなかなか進行しません。こう言うと『でもアシスタント位いるでしょ?』とか聞かれるんですけどそんなのいません。本当に一人でやっております。
ホント ニヒトリデ ヤッテンノ…(;^ω^)σ)) :(゙゚'ω゚';): ヒトリダヨッ!

 気力体力の臨界点ぎりぎり、メルトダウン寸前で今日も頑張っております。先日のストラトはジャックの配線作業です。

 ジャックは定番のスイッチクラフトです。スイッチクラフトのジャックをストラトに組み込む時はジャックのホット端子がこの向きでないと上手く収まってくれません。

 …でハンダ付け。リード線は今回のストラトの場合であればこの向きでハンダ付けするとザグりにきれいに収まりますね。

 次はフレット交換です。あんまり大声では言えないんですけどフレット交換は苦手なリペアのトップ3です。仕事なので真面目にやりますけどね。(受けた以上は全力で作業しますよ)

 指板をキッチン用アルコールでふやかして一本づつフレットを抜いていきます。

 すべてのフレットを抜き終わりました。アルコールが飛ぶまでしばし放置します。(指板の状況によっては水だったり、お湯だったり、半田ゴテで熱入れたり…)

 指板のアルコールが乾燥したらサンディングブロックで指板修正です。しっかりストレートを出します。

 新しく打つフレットの為にフレット溝を専用のノコでさらっておきます。これも加減が難しいですね。やり過ぎはフレット溝がガバガバになって新しく打つフレットがしっかり保持できないし、不足はフレットがきちんと打ち込めないし。ほんとね難しいんですよ…

 そんなこんなで指板修正完了。あとは新しいフレットを打つばかりです。

 こちらがそれまで長年に渡って頑張ってきたフレットです。お疲れ様でした。(まだ続くよ)
2017年07月17日
 皆さんギターを弾く切っ掛けになったギタリストっていますよね。憧れのギターヒーローってやつです。僕の場合だとリッチー・ブラックモア、イングヴェイ・マルムスティーン、ジョン・サイクス、ジョージ・リンチ…国内だと高崎晃、石原愼一郎、中間 英明…そして特に大きな影響を受けたのがVOWWOW(BOWWOW)の山本恭司。他とは一線を画す泣きのフレーズが大好きでした。厚見玲衣の大げさな(失礼)キーボードと相俟って本当に涙が出るようなギターでした。

 ↑そんな山本恭司愛が(変な方向に)溢れた結果、ギタークラフトの専門学校の制作実習ではコピーモデルまで作ってしまった訳です。作っている最中は「これ本人が見たらどう思うかな…まぁ見る機会なんてあるわけないか…ぷぷ…」とか思っていました。

 しかしそんな機会がやってきたのです。このギターを担いで地元のライブハウス(カフェ?)までやってきました。
(((ヽ(*゚∀゚)ノ ウホホー

 はい、どーん!なんと山本恭司氏のライブ会場です!

 会場に足を踏み入れるとほぼ満員でした。開演時間ギリギリに入ったので前の方の席はすでに埋まっています。

 おおお…あそこに見えるのは本物のHRカスタム!すぐそこに現物があります。当然ご本人所有の個体です。すばらしい!もうこれだけで満足です、と感動に浸っている間にライブがスタート。こちらも素晴らしい演奏でした。(当然演奏中の撮影はNGなので画像はありません)

 ライブ終了後にギターテックさんにお願いして恭司さんのギターのとなりに並べて記念撮影をさせていただきました。あぁもうこれで思い残す事はないな…

 まさかご本人が使っていらっしゃるギターのとなりに並べられるなんて思ってもいませんでした。(指が震えてピンボケしているのは許してちょ)

 そしてまさかのサプライズ!恭司さんとの記念撮影!恭司さんの手に取ってもらえる日が来るなんて思っていませんでしたよ。アンプには繫ぎませんでしたがその場でちょっとだけ弾いて頂きました。(ブログの人ひさびさに登場)

 さらにその後の打ち上げ(お食事会)までお招きいただきました。すぐ帰るつもりでしたがこんな機会は無いので当然お呼ばれする訳ですよ。あぁ…すぐそこに恭司さんがいる…すばらしい。

 お酒が入ってご機嫌の恭司さんとギターテックさんの粋な計らいで本物を実際に手に取らせていただく事ができました。想像以上に重いのが意外でした。恭司さん曰く『重いほうが重い音が出る!』との事です。特に重い材料で作ってもらったそうです。

 そのあいだ僕の作った方のギターは図々しくも恭司さんのギターのハードケースの中に収まっていました。雑誌の写真から拡大コピーしたものを図面として制作したわけですがぴったり収まったのがびっくりしました。(ちょっと外周ラインがちがう所もあるけどほぼ同じでした)

 「写真撮っていいよ!」と優しいお言葉を頂いたので本当にあちこち細部を撮影させていただきました。こんな機会は滅多にないのでとにかくシャッターを切りまくるのでした。雑誌の写真やDVDの画像だけを頼りに作ったので分からない部分が多かったのですが長年の謎が解けた瞬間でした。

 恭司さんのHRカスタムと言えばこの独特の6プライ構造のボディ。ちょっと分かり難いんですけど上からカーリーメイプル、スプルース、メイプル、マホガニー、カリン、マホガニーです。スプルースはアコギでお馴染みですけどそれをエレキのボディに使うのが斬新ですね。
 カリンは振動を伝えやすい材料だそうでフロイドローズのスタッドボルトはこのカリンの所まで通して弦の振動がうまく循環するようにしているそうです。

 恭司さんのギターというとものすごく弦高が高いというイメージがありますが全然そんな事なかったです。意外にフツー。この他にもネット上には流出していないであろうマル秘トークがたくさん聞けました。ちょっとここでは書けないな…むふふ…
(^ω^*))) イイハナシ タクサンキケタ

 僕の作ったギターにはヘッド裏に直筆でサインまで入れて下さいました。ひとりひとりのファンを大事にする恭司さんの優しさにまた感動を新たにするのでした。
(。TωT)ノ アリガトウゴザイマス…

↑そしてこの日の出来事をご本人がフェイスブックで公開してくださいました。ご興味ある方は上の画像をクリックしてみてください。本当に素晴らしい思い出になる一日でした。真面目に働いていると良い事あるもんだね、ほんとに。
2017年07月11日
 先日の大雨では多くの方からご心配のメール、お電話をいただきまして誠にありがとうございます。幸いお店がある小倉は被害が少なく今日も平穏に営業させていただいております。
アメ ダイジョウブ? (゜Д゜d)~~~(((☎)))~~~~(b;・ω・) マァ ナントカ…

 ↑近くに被害が甚大な地域もあるというのに今日も普段と変わらぬ日常が送れている幸運に感謝しつつ外回り。今日できる事を精一杯やろう…

 で、リペア。今日はとあるストラトキャスターです。

 今となってはビンテージと言って差し支えないであろう79年製のストラトです。ご存知の通りフェンダーは1965年にCBSに買収されました。(というかレオ・フェンダーが売却した) 
 これ以降フェンダーはそれまで以上に大量生産に重点を置きます。とにかく『たくさん作れ』でした。当然のように品質は低下。ビンテージ市場では65年以前と以降では値段が全然違います。しかしあるビンテージギターショップの方が『でも現行のフェンダーよりは良い』と言ってて、それは僕も同感でした。特にジミ・ヘンドリックスやリッチー・ブラックモア、イングヴェイに大きな影響を受けたので70年代のストラトには思い入れがあります。(ラージヘッドのストラトってカッコいいと思うんですけどビンテージ嗜好の方には不人気ですよね)

 そんな個人の(とても)偏った思い出話はさておき、ご依頼はまずフレット交換と…

 電装パーツの交換です。セレクターや各ポットから結構なノイズが出ています。洗浄して再利用でもいいのですが作られてからの年数を考えると新しい部品に交換するのが賢明です。

 アンプに繋いで実際に音を出し、現状をしっかり確認したらいよいよ分解です。

 ピックガードを開けてみました。うーん…大ざっぱな配線だね…(さすがフェンダー。いろんな意味で。)

 今回はピックアップはそのまま流用で、ポット、PUセレクター、アウトプットジャックを新品に交換します。

 ストラトはピックガードにほとんどの電装パーツが乗ってるから作業が楽です。この方法を考えついたレオ・フェンダーはほんと凄いよね。ギター弾けないのに。

 どんどん配線をハンダ付けしていきます。たしかこの時代はもうクロスワイヤーは使ってなかったと思うのでベルデンのワイヤーで配線します。

 ピックアップの高さ調整用のゴムブッシュなんですがこれは完全に朽ちていました。

 ということでここは金属製のスプリングに変更します。今後の耐久性を考えるとやはりスプリングですね。音への影響?まぁそこは臨機応変と言いますかお好きな方を使ってください。(ゴムとスプリングだとちょっと違うらしい)

 ひとまず完成。よしよし。

 ピックガードのネジ穴が全然合っていなかったのでネジ穴を一旦埋めて開け直します。まったく音に影響しませんが何となく気分の問題です。
ソンナノ イイカラ ハヤクヤレ( ・∀・)σ (゚ε゚ )ゞ)) ゴメン

 新しく開けるネジ穴の下穴を千枚通しでプスッとね。

 ボール盤でガシガシ開けていきます。(続きます) 
2017年06月28日
 久しぶりにブログ更新です。前回の更新はいつだったかね…。いやもう本当にありがたい事にリペアは大盛況でございます。なのでブログはおろか、それ用の写真も撮らずただひたすらリペア業務に専念しておりました。えぇ外回り営業の合間を縫いながらですけど。
エイギョウ イッタラ…((o(・ω・o)=з=зε=ε=(o ・ω・)o))オミセニ カエッテ リペアダヨ

 ↑日々過労死の恐怖に怯えながら今日はベースのリペアです。

 はいレイドバック。うちの近所にもある超大手楽器店さんのオリジナルモデルです。お値段から考えると本当によく出来てますよね。敵ながら天晴れ。

 ご依頼はまず弦高調整です。弦高が高すぎるという事で(どこかで)調整してもらったそうなんですがサドルがぺったんこに下げられてしまって弦のテンションがサドルにしっかりと掛かっていません。

 弦高を下げる=サドルを下げる。これはもちろん正解なのですがあんまり下げてしまうとブリッジ後方から弦を通すベースの場合テンション(ここではサドルを下に押し付ける力の事)が不足します。そのせいで音にハリがなかったり、変なビビリ音が聞こえたり、今回のようにサドルの弦高調整ネジがゆるんで取れてしまったりです。

 こんな時はネックの仕込み角度を深くします。ボディに対してネックの仕込み角度を深くする事で弦高を下げる事ができます。その下がった分だけサドルを持ち上げて弦のテンションをサドルにしっかり掛けようという作戦です。もちろんネックに反りが無いのが前提ですけど。(詳しくは「ネック仕込み角度」とか「ネックセットシム」とかでググってちょ)

 まずはメイプルの薄板(厚さ0,5ミリ)からスペーサーを切り出します。

 それに穴を2ヶ所開けて…

 ネックポケットのここに貼り付けます。穴はネックジョイントビスの後ろ2本が通ります。

 再びネックを取り付けたのがこちら。少~しボディに対してネックの角度が増したのがお分かりでしょうか?(え?分かんない?うん確かに分かりにくいね。ごめん。)

 改めて弦を張って弦高を再調整。さっきよりかなりサドルの位置が持ち上がっていますよね。ブリッジ後方からサドルへの進入角度がきつくなっているのでサドルを下に押し付ける力も増しています。(これは分かるだろ?)

 でも弦高は4弦の12Fで2,5ミリです。ここからなら上げるにも下げるにも調整可能です。(実際お客さんのご要望でちょっと下げた)
 じゃあもっとシムを増やしてもっと角度を付けたら、と考える人もいるかと思いますがあんまり仕込み角を増やすと今度はボディから弦までの距離(ボディから見た弦高)が遠くなるのでスラップを多用するベーシストさんには弾き難くなってしまうかも知れません。

 次はピックアップの高さ調整です。4弦側が高く、1弦側が低くなっていて高音弦側の音がイマイチ抜けてきません。…であれば1弦側を持ち上げれば良いのですが高さ調整用のスポンジがヘタっていてこれ以上ピックアップを上げる事が出来ません。

 という事で新たにスポンジ(正確にはブチルラバー)を敷いて高さを稼ぎます。こんぐらいでええかな?

 そんなこんなで完成です。これからも大事に使って頂ければ何よりです。
2017年06月10日
 ギターやベースを売るたびお客さんに『木材で出来ている楽器だから気温や湿度の変化でコンディションが大きく変化するよ。だから季節の変わり目ごとに点検に持ってきてね、絶対ネックとか反るから。』とか言うんですけどまぁほとんどの人は売ったが最後、その後まったく顔を見ない事がほとんどです。途中で飽きたか挫折したかは分かりませんが寂しい限りですよ…
(;・・)ゞ)) アノトキウッタ ギター(ベース)ドウナッテルカナ?

 ↑しかしそうかと思えば定期的に保守点検に持ってきてくれる人もいらっしゃいます。こちらはもう何度目かのフェンダーUSAのジャズベ。数年前に当店で販売したものですがほぼ季節の変わり目ごとに点検を行っています。

 今回はジャック部分からのノイズが気になるとの事でやってきました。ジャックの接触不良に関するトラブルはとても多いですね。購入からの年数を考えると(ライブで酷使されている事も考えると)そろそろ交換の時期にさしかかっています。

 ノーマルのジャック(スイッチクラフト)に交換したらOKですがそれも芸がないので今回はステレオタイプのジャックに交換します。通常のモノラルタイプのジャックでも問題ありませんがあえてステレオタイプを使う事でアースラインをより確実にグランドへ接地させてノイズの低減を図ります。(ネ〇スターのコ〇ヤ〇さんに教えてもらいました。ネクコバさん今どうしてるんやろか…)

 ジャズベはポット間のアースラインをコントロールパネルで賄っている事が多いのですが、これはポットが緩んだ途端に接触不良を起こすので各ポット間をリード線で実線配線を施します。(特に意味はありませんが周囲の配線材に合わせてビンテージスタイルのクロスワイヤーを使ってみました)

 先ほどのステレオジャックはスリーブ側とリング側端子をアースにまとめて落とします。(一応言っとくけどこれアクティブのベースだと駄目よ)

 これをポットにハンダ付けします。音質が向上するとかはありませんけど現場での無用なトラブルを回避するという点では実戦的なモディファイと言えます。

 シールドのプラグを差してみたのがこちらです。スリーブ部分とは別にリング端子もアースに接地しているのでノイズ対策としては有効な方法かと思います。
2017年06月07日
 僕もそうでしたがギターのカスタムや調整などは店に任せず、ご自身で行っている方は意外に多いですね。今は部品もネットやオークションで比較的簡単に入手できますし、加工や組込みの方法もネットで検索すると色々な情報を得る事が出来ます。

 ↑しかしそうは言っても専門的な知識や技術が必要な場面もありますので、そこはやはり「専門家にお任せしよう」とやって来るギターもあります。今日はそんなギター。
 それにしてもこのスラントマウントされたフロントとセンターのピックアップ、さらにブラックのブリッジプレートに搭載されたクロームのサドル。うん…これはね、カラーリングは違うけどジェイク仕様ですね。
 ここで言ってるジェイクっていうのは勿論シマブクロではなくてジェイク・E・リーの方です。ブログの人が初めて知ったオジーのギタリストは実はランディではなくてジェイクでした。日系人という事で親近感がありましたよね。

 そんな話はさておきご依頼はまずフレットのすり合わせです。ハイポジションのフレットに一部高さのバラつきがありましたのでこれを修正します。以降の画像はいつもと同じなので省略!省略!
オマエ マタ ソレ…(#・ω・)ノ)) ((( ゚ з゚;)~♪

 次はナットの交換です。ナットの交換は専用の道具も必要ですし、弦の溝切りにはそれ相応の経験値が必要なのでこれに関してはお店に依頼する方が多いですね。(これまで数多くのナットを交換してきましたが今でも億劫な作業のトップ3です)

 今回はお客さんお持ち込みのピックボーイのカーボンナット(メーカーのカタログは堂々とカーボンって表記になってますけどこれカーボン混入樹脂ですよね…)に交換します。まずはナット溝に収まるように厚みを削って調整します。

 ネックに接着したらざっくりと弦溝を調整します。見るからに弦高が高いので大まかに溝を深くしていきます。

 そのあと実際に弦を張って微調整です。ここからは慎重に…

 ちなみに今回使った弦はギブソンのその名も『Les Paul』です。今回は09~42というゲージの指定以外は何もありませんでした。

 何でこれにしたかと言うとボールエンド部分に巻かれた赤い保護用の糸がボディカラーとお揃いでおしゃれかな~と思っただけです。特に深い意味はありません。(女の子が弾くって聞いたから…)

 ナットはさらに微調整に入っていきます。弦溝を切り終えたら今度はナット上部の余分を落とします。

 そのあと表面を研磨してコンパウンドで磨いてみました。樹脂なので牛骨みたいに光りませんけど、まぁよしよしです。(泥だんごを擦って光らせるとこんな感じですよね…)

 弦を乗せてみます。もしかするとアームを使うかも知れないのでやや深めですね。

 というような感じで作業完了です。これでオジーやバッドランズ弾いて欲しいですね。
2017年06月02日
 相変わらずリペアが大忙しです。緊急のリペア依頼が舞い込むと店頭業務が疎かになって、それをリカバリーするために残業…えぇそんな毎日でございますよ…
(-_q))) カエッテ ネタイ…

 ↑それでも頑張ってお仕事です。今回は地味にご依頼の多いヤマハのSG。今でも本当に人気の衰えないギターですね。

 こちらはSGシリーズの1000Nです。Nはナローネックを表しているそうですが詳しくは分かりません。(ごめん)

 トーンポットがスイッチポットになっていてピックアップのシリーズ⇔タップが切り替えられるようになってます。ヤマハ伝統のバイサウンドシステム(ヤマハは何故かタップと呼ばない)ですね。
 今回運び込まれたSGはフロントトーンポットのスイッチが壊れていて常にタップされている状態です。ヤマハのスイッチポットは押す度にスイッチが切り替わるプッシュプッシュ(オルタネイト)タイプですが、これはプッシュプルタイプに比べると耐久性が低く破損率が高いのが難点です。

 なので最近の量産品ではほとんどプッシュプルタイプが採用されています。今後の事を考えるとプッシュプルタイプに交換するのが良いのですがしかしそれではヤマハらしくないと言うことで同じプッシュプッシュタイプのスイッチポットに交換します。(ヤマハ純正品は現在生産完了になっていたのでボーンズ製です)

 付け替えるだけなので作業は簡単ですね。ポットの抵抗値は本来300KΩでしたがそれはボーンズのラインナップに無いので比較的近い数値の250kΩを使う事にしました。

 おしまい。それにしてもこの時代のヤマハは配線の取り回しが几帳面ですね。ちなみに上に見えるでっかい皿ネジはテールピースの1弦側スタッドアンカーと繋がっていてここから弦アースの線が取られています。よく考えられてますよね。

 全体をクリーニングして作業は無事完了です。今では貴重なギターとも言えるので大事に使われてください。
2017年05月30日
 へっぽこリペアマンがへっぽこなりに毎日頑張ってリペアして、それをまたグダグダなブログにまとめてネット上で公開…当初は「誰がこんなの見んだよ…」と思っていました。
 (´・ω・`) トリアエズ ヤッテミッカー
_(__つ/ ̄ ̄ ̄/_
  \/     /

 ↑しかし意外にみんな見ているもので前回のブログで『待機本数が減りました』とか書いたらまぁ次から次へと依頼品がやってくるんですよ…そんな訳でまた以前の状況に逆戻りです。本当に申し訳ないのですがまた納期には若干(?)の猶予を頂きたい次第であります。
コレ ナオシテ- ((( ´∀`)ノ■・ω・)  ̄_ ̄)ノ■・∀・) ̄▽ ̄)ノ■・ω・)ノ■ Σ(゚д゚ノlll)ノ ウソーン

 なんか噂に尾ひれが付いてますけど本当に大したリペアマンじゃないんですよ…でもありがたい話です。頑張ってお仕事します。さてさて前回のJEMですが実際に弦を張ってみましたがこのように角度付きヘッドでもロックナット底面から弦が少し浮いてしまう事もよくあります。

 この状態で弦をロックしてしまうとロックキャップが弦を押しつけてしまうので当然チューニングがシャープします。ファインチューナーがあるとは言え出来ればその狂いは少ない方がいいですよね。

 という事でテンションバーです。これを取り付ける訳ですね。少しづつ締めていってナット底面に弦が軽く触れるようにします。

 次にブリッジのナイフエッジ部分にオイルを差しておきます。ここはグリスを推奨するところも多いのですが僕は高粘度のオイルを使っています。グリスだとアームを使っているうちに可動範囲外にグリスが追いやられてしまってあまりその役目を果たしていない事が多々あります。(個人の見解ですのであまり突っ込まないで下さい。お願いします)

 この時よく使っているのがタミヤのメタルオイルです。可動部にしっかり留まるのに加えて高耐圧下でも油膜を維持するので重宝しております。(本来はラジコンカーのモーターに使われるオイルレスメタルの潤滑用です。元模型屋乙。)

 そんなこんなで完成です。

 しかし前述のとおりお客さんにお返しした後で配線ミスが発覚したので配線をやり直します。

 県外からのご依頼だったのですがお客さんがわざわざ直接持ち込んで下さいました。こちらの不手際なのに本当に恐れ入ります。(そう思いながら大急ぎで修正します…)

 この作業に併せてコンデンサーの交換もご依頼いただきました。セラミックコンデンサーやフィルムコンデンサー、また容量の違うものなどをいくつか用意して実際に音を出しながら選定していただいた結果今回はビタQのブラックキャンディ(0,047μF)に落ち着きました。色々ありましたが何とか作業完了です。こんなうっかりミスがあるリペアマンですのでご依頼の際はよくご検討ください(笑)
2017年05月26日
 毎日リペアと店頭業務(主に接客販売)と外回り(幼稚園と保育園への楽器の配達及び出張修理)で死にそうですが意外に死なないもんです。僕レベルの社畜になると結構身体も動きます。慣れって怖いね…(その代わりブログの更新はサボり気味ですけど)

 ↑しかしブログ更新の時間をリペアの実作業に充てていますのでかなり待機本数が減りました。以前に比べると納期が短縮されています。楽器に限らず修理というのはいかに早く仕上げるかも大事な所です。
ヘッテルノ?d(;* ゜ ゜)b))  v( • ̀д•́☆ ) ヘリマシタ!(キラーン)

 そんな訳で久しぶりにブログ更新です。先日のJEMですがすり合わせが終わったネックをボディに組み込んで弦を張ります。

 弦はお客さんのご指定でアーニーボールのスーパースリンキーです。

 前回分解整備していたブリッジに弦を通します。アイバーニーズのこのブリッジは弦のボールエンドを切らずにセット出来ますが、その構造ゆえに表から入れるのは(インサートブロックを弦のボールエンド分開けないといけないから)面倒なので裏から通します。切ってしまえばいいんですけど今回は切らずにセットしてみます。

 弦を通したらインサートブロックを六角レンチで締め込みます。これの締め付けトルクに付いてはよくご質問を頂くのですがトルクスレンチを使っている訳では無いので具体的に何㎏と言えません。ただ皆さんが思うよりは軽く締めています。(アームアップ時に弦が外れたら次はそれより気持ち強く締めてね。そのうちコツが掴めます。)

 トレモロスプリングも交換します。お客さん持ち込みのアイバニーズ『パワースプリング』です。バネ係数が非常に高く、アームダウン時からのチューニングの復元性向上に期待が持てます。

 取りあえず3本張ってみましたがバネが強すぎて09~42の弦ではバランスが取れませんでした。この後真ん中のバネを抜いて2本掛けにしました。うーん、ヴァン・ヘイレン…

 …で、いつかの電装系の組込みミスの答え合わせです。これ何を間違えているかと言うとリヤピックアップの向きを替えたせいでセンターピックアップとのミックス時にノイズキャンセル効果が無くなってるんですね。

 そのままひっくり返すだけなら問題無かったのですが、ヴァイ配線は外側コイルをキャンセルして内側コイルが有効になるようにしないといけないので配線を入れ替えました。
 その結果センターピックアップとのミックス時には同磁極になってしまってノイズキャンセルが出来なくなっていたのです。これが作業が終ってお客さんからのご指摘で気付くっていうのがまた何ともお恥ずかしい限りです。(まだ続く)
ノイズ デテマスε=(ノ゚Д゚)ノ⁾⁾  !(゚□゚ノ ;)ノ)) スンマセン!
2017年05月18日
 ブログのタイトルが徒然リペア日誌なので当然内容はリペアに関するものですがリペア以外の事も出てきます。そしてなぜかそういう内容の時の方が反応が良いってのがまた何とも…
マジッスカー…(゚⌓°;) ((ヾ(^o^ ;) マァマァ 

 ↑リペアブログも更新しないといけないのですがリペアに興味の無い方へ向けても情報発信です。ちょっと前の事なんですが店長と出張に出掛けておりました。

 行き先は東京です。
ヾ(・_・`*)ノ)) イッテキマス

 空港から電車を乗り継いで毎度毎度のKORG東京本社です。

 これも毎度毎度のPRS商談会にやってまいりました。

 新しく店頭に並べるPRSギターの選定を行います。

 実際に実物を見て触って『コレだ!』と思うものを仕入れます。木目が綺麗に出ているもの、着色が鮮やかなものに重点を置いて選出します。音?誰もそんなのチェックしません。(楽器としてのクオリティがしっかり保たれているのが分かっているから)

 その前にまずはコレです。PRSの商談会と言えば寿司。職人さんが目の前で握ってくれます。

 今回はカウンターが満席だったのでテーブル席でいただきました。都内でも有名なお寿司さんなので本当に美味しゅうございましたよ。
.(๑´ڡ`๑)ウマー

 その会場にはビールもあるし…

 日本酒まであります。しかし 酔わせて判断力を鈍らせようとするメーカーの意図はよく分かっているので 商品を冷静に選定する為に僕はまったく飲んでません。店長はぐびぐび飲んでましたけど…
テンチョー ドレニシマスカ?(;^ω^)  ( *^ Q^)c[]))オマエニ マカセル!

 酔っ払った店長は放っておいて商品の選定に入ります。会場には今年のNAMMショウで発表されたばかりの新製品もありました。PRS初(と思う)の8弦ギターです。

 何がすごいってこの指板。もう美術品のレベルですよね。

 こんなのがフツーにそこかしこに置いているのが流石ですね。(当然お値段もケタ外れなのでうちの選定基準からは外れます)

 サンタナのシグネチュアモデルの特価品も展示されてました。よしよしこれはマークしておこう…でもそんなのは他のディーラーも当然目を付ける訳ですね…あとは抽選の時のクジ運だけです。
コレ ホシー…((φ(..。)   ((φ( ̄Д ̄アレダ…((φ( ̄Д ̄(( ̄^ ̄ )) )アレ…

 …で、緊張の抽選会に入ります。オークションでは無いので単純にクジで早い順番を引き当てたディーラーが欲しいギターを指名できます。(あまり詳しいシステムには言及しません)

 そんなこんなで今回の商談会の戦利品がこちらです。さっきのサンタナシグネチュアモデルは他のディーラーに持っていかれましたがどれも僕が個人的に欲しいと思えるギターばかりを選定してきました。なかなかべっぴんさんばかりと思いますけどいかがですか?
(次回はまたJEMのリペアその後の様子です)
2017年05月13日
 もうちょっとこまめにブログ更新しないとな~…とか思いながら前回の更新からもう一週間。みなさんお元気ですか?僕はまだ生きてますよ。最近はとにかく効率(スピード)重視でリペアしていたので慌しかったですね。
ウオオオオオ…(((φ(゚皿゚;) (-_-;*) エイギョウ イカナクテイイノ?

 ↑さてさて前回のJEM。剥がれていた指板を接着しておりました。

 なんとか無事に接着出来たようなので次はフレットのすり合わせです。(前回の電装系配線ミスの答え合わせはまた今度…)

 まずは指板をマスキングテープで養生します。億劫ですがこれをしておかないと折角のツリーオブライフのインレイが汚れてしまいます。

 …ですり合わせ。磨耗が少なかったので今回は600番のペーパーからスタートです。(いっつもいきなり研磨してますけどちゃんとフレット浮きがないかとかネックの反りとかないか確認してから作業してますよ)

 こんぐらい研磨したところで高さがそろいました。フレットすり合わせはちょっと早めに持って来てくださると作業が早く終わります。

 …で、フレットファイルで整形します。これも研磨量が少なかったので割りに早く終わりました。

 それが終ったらペーパー掛けです。上の画像は最後の2000番が終わった所です。まだコンパウンドをかける前ですが2000番までいくと結構光りますね。

 コンパウンドでピカピカに光らせたらマスキングテープをはがして次の工程です。指板のエッジを丸めていきます。

 こんな感じ。ここをきれいに丸めておくと見た目もさる事ながら指触りがとても良くなります。

 最後にオレンジオイルを塗っておきます。それにしても見事なインレイワークですよね。美しいだけでなくちゃんとポジションマークとして機能しているところが流石です。(まだ続きます)
2017年05月05日
 ゴールデンウイークも終盤ですね。企業によっては9連休なんて所もあるようですがモノ売りは稼ぎ時なので休めません。フラフラになりながら今日も頑張って働いています。
ラッシャイマセー!o(・_・;o))))((((ノ;・o・)ノ)) アザーッシター!

 ↑…で、ブログも更新。先日のJEMです。指板の接着を待つ間に電装系のリペアに取り掛かる訳ですがここで本当に痛恨のうっかりミスをやらかすんですよ…
il||li(o_o,,)il||li ヤッテモータ…

 まずはお客さんのご希望でボリュームとトーンをソニックのフルアップボリューム&フルアップトーンに交換します。通常のポットですとフルテンにしていてもピックアップからの信号は抵抗体を介してごく僅かですがアースに落とされてしまいます。このポットはフルテンの時に抵抗体が完全にバイパスされるのでピックアップからの信号は理論上ロスなくすべてアンプへ送られます。

 次にリヤピックアップです。これはお客さんからは何も言われなかったのですが前後が反対に取り付けられています。

 前後が反対でもまったく問題ありませんが何となく気になるので本来の向きに戻してみます。(これが間違いの始まり…)

 そのまま反対にするとハーフトーン時にタップされるコイルも反対になるので配線を入れ替えます。センターとのミックス時にフェイズアウトしないようにテスターで位相を確認しながら作業します。(ある大事な事が頭からすっぽり抜け落ちていますね…)

 先ほどのフルアップボリュームとフルアップトーンも取り付けます。コンデンサーはそのまま流用しますが配線材はベルデンの定番ワイヤー8503を使います。ベルデンは何となく音がハイファイというかクリアな感じがしますね。いや何となくです…

 ジャックへの配線はノイズ対策としてシールド線に変更します。こちらは音質がどうとか言うより完全にノイズ対策です。

 そんな感じで電装系はおしまい。えぇ、間違いにまったく気付かないままに。(続きます)
2017年04月29日
 世間はゴールデンウイークとかいう大型連休…これまで暦通りに休める業界で働いた事がないので連休という言葉はまったく心に響きません。ふぅやれやれ…。あぁ!皆さんお久しぶりです。ブログの人です。久々の更新です。死んでませんよ。
ヒャッハー!!シャチクハ キョウモゲンキ!! ヽ( * ゚∀。)ノ)) ( ̄ω ̄;) コワレテキタ…

 ↑さてさて先日のJEMですが剥がれていた指板の接着です。何はともあれコレをくっつけない事には作業が進みません。

 剥がれている部分にあの手この手でタイトボンドを押し込みます。しっかり奥まで押し込んで…

 クランプで目一杯締め込みます。

 はみ出たタイトボンドを拭きとってこのまま2~3日放置します。

 その間にブリッジのメンテナンスです。各パーツが正常に機能しているか?ネジの緩みは無いか?などをチェックしながら分解していきます。

 すべて分解したのがこちら。サドルは元の位置に戻せるようにナンバーを振っておきます。

 各パーツを綺麗にクリーニングしたのちに再び込みます。アイバニーズのトレモロユニットは本家のフロイドローズには無いアイデアが随所に盛り込まれていて感心する事しきりであります。

 トレモロユニットが終わったら次は電装系。しかしここでとんでもない失敗をしでかそうとはまだ誰も知らないのでした…(続く)
2017年04月22日
 最近老舗リペアショップの仕事を見る機会が増えてきましたが本当にもう素晴らしい技術に溜息が出ます。そんな熟練の職人の仕事を目の当たりにして自分の技術の拙さに自信が喪失気味な今日この頃です…とんでもない世界に飛び込んでしまいましたよ…
ショボ━il||li(っω`-。)il||li━ン…

 ↑そんなへっぽこリペアマン(見習い)にでっかい荷物が届いておりました。遠方からわざわざリペアのご依頼です。ありがとうございます。出来る事を精一杯です。

 開けてみるとアイバニーズのJEM7Vが入っておりました。皆さんよくご存知(だろ?)スティーブ・ヴァイモデルです。EVOの愛称で知られていますね。ディマジオがスティーブ・ヴァイの為に開発したピックアップ『Evolution 』が搭載されているのがその由来です。今回のギターもスティーブ本人のギターに倣ってブリッジ後方にEVOと書かれていますね。

 …って、ちょっと違う!∑(・ω・o)ムムッ!

 まさかのエヴァって言うね…

  …そんなネタを挟みつつ、こちらが本人仕様です。1分25秒あたりでEVOの文字を確認できますね。思えば25年前にスティーブ・ヴァイを初めて聴いたのがパッション&ウォーフェアでしたがその世界観に驚きました。当時のヤングギターで見たスティーブのとてもカラフルで美しいギターにすっかり魅了されてしまって、蛍光イエローのRGとマーブルカラーのRGは今でも憧れのギターです。(実はスティーブ・ヴァイも好きなギタリストの一人です)

 そんな思い出話はさておきお仕事お仕事…。ご依頼はいくつかありますがまずは指板が剥がれている部分があるのでこれの接着です。ここが剥がれたままですと楽器として機能しません。(この部分だけフレットが異常に浮いているのと同じなので)

 ひとまず分解してネックだけにします。接着のあとはフレットのすり合わせも行うのでネックだけにしておいた方が作業がしやすいです。(続く)
2017年04月19日
 店長のブログにもありますが昨年より病気療養中であった当社社長が17日に亡くなりました。享年80歳。お店は親子代々続いて創業90年。この先も残された僕らが頑張って次の世代に引き継がなければいけません。

 ↑休む事なく前進あるのみです。しばらく放置していたブログも更新します。前回サドルを削ったシグマですが次はピックアップの取り付けです。お客さん持ち込みのLRバッグスのM1アクティブです。マグネティック式の定番モデルですね。

 ピックアップ本体はサウンドホールに咬ませるだけなので簡単ですがエンドピンジャック(兼プリアンプ)を取り付けるのが毎度難儀します。いつものように地道にテーパーリーマー&棒ヤスリでちまちま拡げていきます。(そろそろタケノコドリルを導入しようかどうか悩み中…)

 穴が開けばあとは取り付けるだけです。これがまた大変という方も多いのですが…

 僕はサウンドホールからボディエンドまで余裕で腕が入るので…

 すぐに取り付け出来ます。

 配線をボディ内部で固定するクリップを数ヶ所貼り付けておきます。配線が中で遊んでいると変なビビリ音が出る事があります。

 弦を張って実際にアンプに繫いで音量バランスのチェックです。個人的にアコギのマグネティック式は2弦ポールピースの高さ調整が肝と思うんですよね。(あくまでも個人的な意見です。『そうじゃない』と思う方もいらっしゃると思いますが優しくスルーしてください)

 何とか完成。

 弦高は最終的にこんな感じになりました。『2,8ミリ』とご指定いただいたのですがたぶん正確に2,8ミリという意味では無く、3ミリをギリギリ切るくらいという意味だったんではないかと思ったのですがまずまず良いところに収まりました。
2017年04月09日
 久々にブログ更新です。みんな忘れてない?覚えてる?相変わらず生死の淵を彷徨ってますが何とか仕事しております。夢の実現まで死ぬ訳にはいかんのですよ。
オヒサー((((= ゚ω゚)ノ  Σ(゜ロ゜;)!! イキテル!

 ↑毎日死ぬほど忙しいのですがこの仕事をしていると実に珍しいギターがやってくるので楽しいですね。今日はそんなギター。一見ふつうのアコギですが…

 ヘッドのロゴに注目。シグマギターズ・バイ・マーチンとあります。たしかマーチンの廉価版として20~30年ほど前に立ち上げられたブランドです。初めて現物を見ました。

 もちろんマーチン社公認です。ギブソンとオービルの関係みたいなもんと思います。分かりにくいかと思いますがきちんとMade in japanとありますので恐らく寺田楽器製です。専門学校で就職活動中だった時には寺田楽器までスーツ着て面接に行った事があります。落ちたけど…

 もし採用されていたら今ごろ寺田楽器でひたすら毎日ポットとコンデンサーのハンダ付けをしていたかも知れませんね。(弦高がちょっと高いので下げるよ)

 しかし落とされたおかげで今地元の楽器店でリペアを生業にできているのでよしよしです。(サドルの高さに余裕があるので少し削ってみる)

 同級生の数人は生産の現場に就職しましたが、理想と現実の隔たりに折り合いを付ける事が出来ずに次々と辞職していきました。(ネックの仕込み角度は絶妙です。さすが寺田楽器)

 僕と同じように楽器店に就職した連中もほとんど辞めてしまいましたね。ギターが好きである事はもちろん大事なんですがそれだけでは通用しない業界です。扱っている商品がギターなだけで世間一般のモノ売りと何も変わりませんからね。(サドルの下にスペーサーが挟まってました。ひとまず取り除きます)

 同業者から「楽器業界は客層の民度が低くて困る」とよく聞かされるのですが、それまで超絶にクレイジーな業界で働いていた僕からすると楽器の世界のお客さんは行儀が良くて本当に助かります。本当に。この面では心の底から転職して良かったと思います。(むむ!これスーパードライの缶やろ!)

 しかし労働時間は長いし、給料は安いし、休日も取りにくいし、自分のギター弾く時間も無いしで、「生活の為の仕事」ではなくて「仕事の為の生活」に軸足を置かないといけないのが欠点ですかね。まぁ好きな事なんで苦になりませんけど。(サドルを全体的に削って低くするよ)

 人生折り返し地点で天職に就けたのが何よりの幸運です。まだまだ修行中ですがもっと多くの人のお役に立つ仕事が出来たらいいですね。(削ったサドルを載せてみました。続く)
2017年04月03日
 気が付けばもう4月。早いもので僕がこの店に就職してまるっと六年が経ちました。最初はリペアの依頼なんてまったくと言っていいほど無かったのに今では過労死しそうな程に繁盛しております。本当にありがたい事です。(死にたくはないけど)
アザーッス!(_ _*)三(*_ _)ザーッス!

 ↑…で、先日のストラト。トップコートもしっかり硬化したところでいよいよ研磨作業です。表面のゆず肌をまずは800番のペーパーで均します。

 途中経過。まだ表面の凸凹が残ってますね。

 さらに研磨していきます。研磨するのはあくまでも表面の塗装だけです。うっかりデカールまで削ってしまうと台無しです。(このデカールはレプリカですけど結構なお値段なんですよ…)

 途中経過その2。とりあえず表面の凸凹は無くなりました。

 ペーパーの番手を1000→1200→1500→2000番と徐々に細かくしていきます。水を付けながら研磨しているのはペーパーの目詰まりを防ぐ為です。

 2000番での研磨が終ったらいつものピアノ用のコンパウンドで表面を磨き上げます。

 そのあとポリッシュで最後のツヤ出しです。

 どうでしょ?結構キレイな仕上がりかと。
ドヤッ! v(`・ω´・ )ノ (-ω-` ) フツーカナ…

 再びペグのブッシュを打ち込みます。叩きすぎると塗装面にヒビが入ったりするので慎重に打ち込みます。ここまで来て塗装にヒビ入れたら泣くに泣けません。

 次はホスコのS・O・S(サウンド・オフセット・スペーサー)の組み込みです。弦ごとにゼロフレットの位置を微妙にずらして押弦時のピッチのズレを補正するための部品です。カポ咬ませた時にピッチがシャープするとの事なのでこれを組み込んでみます。

 基本的に指板と弦の間に挟むだけなのですが…

 このスペーサーは弦としっかり接していないとまったく意味が無いので厚み調整用のテープをどこにどれ位貼るかはいつも難儀します。この作業に加えてナットの弦溝の深さも微妙に調整が必要なので実は結構な手間が掛かっております。

 そんなでこんな何とか完成です。長い間お待たせして申し訳ありませんでした。
(;^ω^A)) スンマセン…
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